真面目すぎる長谷川さん⑥
長谷川さんとのお付き合いが始まりました。
連絡は週1、会うのは月に1回か2回でした。
今思うとほんとに付き合ってるのか?というペースですが、
私にとってはちょうどいいペースだったのです。
距離もありますし、
長谷川さんも何も言ってこなかったのでちょうどよかったのだと思います。
お付き合いが続く中で、気になることが出てきました。
①ドキドキがまったくない
長谷川さんは奥手なタイプなので手もつないできません。
ですが、正直つながれたらどうしよう、という不安がありました。
人としては好きなのですが、異性として見れてないのが段々気になるようになりました。
②タメ口で喋ってくれない
長谷川さんは年上ですが、付き合ってるのだし、タメ口で喋ろう!と提案しました。
私はタメ口で喋っていますが、長谷川さんはずっと敬語です。
理由を聞きましたが、敬語のほうが楽だからと言われました。
「次はここにお誘いしていいですか?」などと丁寧すぎる敬語も気になりました。
対等ではありませんし、ずっと距離が縮まらない気がしました。
③話を聞いてくれない
私はよく会社の愚痴を言っていました。
愚痴を言い合う関係が理想なのですが、長谷川さんは、
「わかりますよ!僕も同じようなことがあって…」
気づけばいつも長谷川さんの話になっていました。
話す量も長谷川さんの方が多くなり、いつも同じ愚痴を聞かされました。
話しても聞いてくれないとわかり、愚痴は言わなくなりました。